ドケチ中毒の自己診断
ドケチ街道まっしぐらの転妻カラス家。
お店のポイント集めも楽しみの一つ。
だけど、ポイント集めにご用心だ。ついつい財布の紐がゆるくなる。
お金のプロからもポイント稼ぎの盲点をつく指摘が。
騙されているってのはオーバーだけど、経験者の実感は「おっしゃる通り」
ポイント集めは癖になる。そもそも節約のために始めたはずのポイント集めが、いつしか買い物の目的になっている。
本末転倒過ぎだ~!
ポイント集めも我が家の節約ドケチ生活が生んだ新たな病らしい。
節約は楽しい。癖になる。…そして知らないうちにドケチ病が進んでいる!
ポイント病で我に返ったら、夫婦ともどもドケチ病が進行していたことに気が付いた。
自己診断してみたらキケン水域に入り込んでいた我が家であった。
1 ポイント集めに洗脳されていた。
・ポイントカードを持っているお店でしか買い物をしていない。
・ポイントが貯まる額を計算してから商品を選ぶ。何十円かで迷った場合、ポイントが貯まる額に到達するなら、品質やメーカーや好みなどに構わずポイント額到達になる品を選ぶ。
2 定番商品しか買わない。
・買い物額を範囲内で収めるために、新商品や気になる商品には目を向けず、ひたすらいつもの品しか買わない。
・お酒は発泡酒しか買わない。
・スーパーやコンビニでPB品をおもに買う。
3 下着の買い控え
・服飾品は真っ先に犠牲にされる支出。中でも外見でわからない下着は買い替えをしないように。
・買い替えするときもサイズや素材に構わずセール品しか買わない。
4 電化製品の買い控え
・電化製品はどれもこれも壊れるまで使う。
・便利な新製品なんて興味がないから名前も知らない。
5 外食しない。しても安物しか食べない。
・ドライブ先で見かけた気になる飲食店。「どうする?」「やめとこう。家で食べよう」が増える。
・「どっちの店にする?」「いつもの安い定食屋に行こう」になる。
6 出先で観光しない。
・きれいな景色を写真に撮って、「いいところだね」で済ます。
・気になる観光施設があっても入館料を見て「やめとこう」が増える。←何のために遊びに来たの???
7 映画館に行かない。
気になる映画があっても「そのうちテレビで」「そのうちレンタルで」
いつしか映画の存在自体も忘れてしまう。
こうして思い返すと、ドケチの対価とは「経験が乏しくなること」だと悟った。
行かない、見ない、食べない、興味を持たないの、ないない尽くしだ。
夫婦ともどもそれがストレスじゃない。むしろ快感。もしや我が家の節約はやり過ぎ? 軽い自覚はあっても節約にストレスがないからドケチに歯止めがかからない。
その結果、「あれ?」なことが増えた。
・まわりの人の会話についていけない。「あの便利な新製品」「あの新顔のお菓子」「今度出来た新しい施設」の話題がことごとくわからない。
・食事のメニューがいつも同じだ。料理は好きなのに材料や調味料が少な過ぎてレパートリーが狭すぎ。
・外見が貧乏くさくなった。きちんと化粧し、清潔な服を身に着けていても滲み出る貧乏オーラ。
・ワクワクすることが少なくなった。嬉しいのは家計の残金が増えた時だけだ。
・物の価値を品質より価格で判断しようとする癖がついた。
・食いつきがいい話題は保険や投資の話だけ。
・もったいないが口癖に。
もっとも困るのは、交友関係でもお金を出し渋る傾向が出てきたこと。
・義理チョコのお返しに安いお菓子を返してしまう。
・いただきものの額を推察して予想より高かったら感謝よりもプレッシャーを感じる。
・少し気の張る集まりへ行くときに着て行く最適な服がないのに手持ちの服でやり過ごそうとする。
対人関係でお金をケチるのは最低だと思っている。前はきちんと区別がつけられていたのに、ドケチ病に犯されてからは交友関係にもドケチ菌が回り始めた。
ここで初心に立ち返らねば。
・むやみやたらに節約しない。
「これは必要な出費かどうか」判断できるようにする。
・服もたまには品質とデザイン重視で選んだ品を買い、体に合う下着を身に着け気持ちをシャキッとさせる。
たまの出費は惜しまずに、
「貧乏オーラ」に冒された人にならないように気を付けたいものだ。
ドケチは何かに似ている。アルコールとかギャンブルとか?
ドケチにも中毒性が???
あなどれない病気の可能性も。
だからこそ、ときどき気を引き締めないと。
貧乏くさい人にはなりたくなーい。
…もうなってるけど。