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転妻カラス

低収入転妻の苦労、倹約、労使・貧困問題についてぼやくブログ

転勤族の妻と孤独

もう何度もこのテーマで書いてきて、我ながら食傷気味なんだが、再び吐き出す「転勤族の妻と孤独」。

 

転妻カラスはブラック気味の職場で働いているため、会社に酷使されてボロボロになった正社員と毎日一緒に働いている。

 

正社員から見ると、転妻なんて恵まれた奥さんにしか見えないだろう。

 

ブラックな職場には離婚した貧困予備軍の女性もチラホラいる。子供を抱えた離婚妻は、みんな二つか三つの仕事を掛け持ちしていて、この人達から見ても転妻は恵まれた奥さんだろう。

 

だからと、転妻の孤独がなくなるかと言えば、事実は逆で、どこへ行っても似た立場の転妻と知り合うことはなく、ブラック職場の社員からも持ち家の主婦からも貧困の女性からも「気楽で羨ましい」ばかり言われ、孤独は深まるばかりだ。

 

職場にいれば仲間がいて、飲み会もたまにはあり、引きこもりの孤独とは無縁だけれど、どこへ行ってもわかり合える友達とは出会えない。

 

みんなそんなものだろうと諦めて、本音は口にせず、正社員や貧困女性の苦しみに耳を傾ける毎日に、けっこう疲れている。

 

転妻だってね、疲れるんです、孤独で泣きたいんです、と言うのは誰にも言わない。だって、サラリーマンの奥さんはそれだけで恵まれているんだから。言ったところで何贅沢抜かしているんだと思われるだけ。

 

転妻が多少は認識されるようになったとは言え、やっぱり転勤族の妻は少数派。

特に、子無しで低収入夫の転妻なんて、日本人の0.001パーセントより少ないだろう。

金利時代の普通預金金利より低いんだから仕方がない。

 

ブラック企業の社員や貧困女性は今や少数派ではないから愚痴っても贅沢だという話にはならないと思う。そこがまず大きな違いだ。

 

しかしだ。低収入な上、次の転居でまた職無し、収入無しになるのかと思うと、やり切れない。子無しな上家もない。へそくりもわずか。子無しではママ友もできない。

保険や税金の優遇だけで転妻の鬱屈は到底ぬぐえない。

 

少し古い記事だが、池上正樹の記事をたまに読み返しては、独りで孤独を慰めている。

 

誰にも気にされない「ひきこもる」主婦たち | 書籍編集部コラム

 

池上氏のもとに「私も自分の人生を生きていない」といった声が多数寄せられたらしい。

転妻カラスもいつもそう思ってきた。

恵まれた保険と税金制度に守られて、それと引き換えに自分の全人生を旦那の会社に捧げてきた。それは誰からも当然だと思われ、苦しいと感じることさえ封じられた。

 

「主婦は引きこもっていても誰も困らない」「妻は夫の所有物である」これまで日本ではずっとそう思われてきた。

 

だから、企業も誰からも文句を言われず、社員を転勤させてきた。社会の中にもそれが当然と言う空気があった。

 

稀に育児や介護で転勤を断れば、贅沢だとしか言われなかった。家族は社員の付属品だから、それが当たり前だった。

 

しかし、待ってほしい。今は終身雇用の時代ではなく、給与も低い。それでいて住宅や教育費は上がり、年金にも不安があり、インフレの恐れもある。

 

転勤制度だけ従来通りで当たり前で済ませてもらっては困る!

転勤族の家族は死んでもいいのかと問いたくなる。

では、お前は転勤族と離婚すればいいだろうと言う話が一般化すれば、日本の転勤族は誰も結婚できなくなってしまう。

 

と、この話も何回も書いてきたので、この辺で終わりにするとして。

 

池上正樹にこのテーマを取り上げてもらえただけで嬉しかった。

でも、結局、世の中の関心を集めることはなく、相変わらず転妻の孤独が認識されることはないままだ。

ネットで目に付くのも相変わらず、転勤生活を楽しみましょう♪的な高収入ママ族のブログばかり。

 

とにかく子無し低収入転妻が少数派過ぎ、こんな愚痴は相手にもされない。

 

転勤やめろ日本死ねとでも書いてみようかと冗談で思ったりする。(笑)

 

「保育園落ちた日本死ね」にしても、待機児童が少数派なら絶対に話題にならなかったはずだ。

待機児童がどんなに困ろうが、少数派なら国会がとり上げるなんてあり得なかったはずだ。

多数派はそれだけで強いのだ。それだけでも羨ましい話である。

 

少数派はいつの世も無視されて終り。これもまた当たり前な現実だろうが、たまにやり切れなくて、つい酒に手が伸びてしまう夜がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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