転妻カラス

低収入転妻の苦労、倹約、労使・貧困問題についてぼやくブログ

年7.3%の高利回り。大きくなって戻っておいで~

 

 

この金融商品の計算例。

・ボーナス積立額 10万円/ 毎月積立額 3万円/ 5年後財産見込み額 338万円

 

特徴。

・利息が利息を生む有利な半年複利運用。

・積立プランはあなたのペースで。

・途中での積立額の変更もご自由。

・必要な時はいつでも現金化。

・一口1万円からいくらでも可。

・元金・利息とも安全確実。

 

「こ、こんなお得な金融商品があったのか!!!」と目がランランの転妻カラス。

 

詐欺じゃないの? 引っかからないでねと、これを読まれている方は思われるかもしれない。

あるいは、そんなうまい話に騙されんゾと警戒されるかもしれない。

 

この商品の内容をさらに詳しくご紹介します。

 

・㊝を活かす年7.3%の高利回り。

 

ここで多くの読者は「???」となられるかもしれない。

 

※マル優とは

 

過去には、マル優とは別枠で郵便貯金の元本350万円までの利子に対する所得税を非課税にできる郵便貯金の利子に対する非課税制度(通称「郵貯マル優」)という物があったが、日本郵政公社の民営化(ゆうちょ銀行発足)に伴い、2007年平成19年)9月30日をもって廃止され、他の民間金融機関と共通の非課税枠(マル優)に改められた(ただし、民営化前に預け入れた定額貯金・定期貯金・積立郵便貯金など定期性郵便貯金は満期まで非課税)。Wikipedia

 

 

この商品の広告の下を読めば、謎が解けます。

 

堺屋太一と木元教子が80年代の社会と家庭を語る・ケチの美学。

 

新しい時代の新しいケチとは。

 

80年代の暮らしガイドをお役立て下さい。」

 

…そうです。これは昭和54年発行の雑誌に載っていた、今は無き某金融会社の広告でした。

 

80年代初頭、バブル経済が狂喜乱舞する前夜には、まだ日本に「ケチの美学」が残っていたらしい。

 

日本のサラリーマンの多くはコツコツと高利回りで貯金して、バブル経済時代を迎えると世界有数の富裕層へと変わっていった。

 

その原点の一端がこの広告から読みとれる。

 

こーんな高利回りで有利な商品、普通のサラリーマンなら誰でも購入したはず。

 

あの頃は努力しさえすれば誰でもお金持ちになれた。

 

こんな広告一つでヒシヒシと伝わる。

 

今70代のシルバーさんが前に言われていたセリフが忘れられない。

 

「人間、真面目に努力すりゃ、病気さえしなかったら、家の一軒や二軒は簡単に建つよ」

 

まさにまさに、80年代を生きた元サラリーマンの実感だろう。

 

そして今、ゆうちょ銀行の定期預金の金利は0.010%。

 

お金を寝かせてお金を殖やす時代は終わり、

お金を酷使させて何とか殖やすか、減らすかの時代に変わった。

 

お金にとっても、どこでブラックに当たるか知れたものではない苦労の時代。

 

今は新たな「ケチの美学」が再評価される時代になったと思う。

 

ケチこそがサラリーマン家庭の生き残りの術だと思えてならない。

 

ケチから生まれた余剰資金で投資をするか。

 

ケチから生まれた余剰資金でささやかな贅沢を楽しむか。

 

若者の車離れや恋愛離れが取り沙汰されているけれど、

 

お金の価値をわかった上でケチを貫いている若者は「ニュータイプのケチの美学」を身に着けた賢人ではないかと、転妻カラスは思う。