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転妻カラス

低収入転妻の苦労、倹約、労使・貧困問題についてぼやくブログ

頑張って生きたのに、年老いてから貧困に。

日本の高齢者の5人に1人は貧困老人だと言われているが、

実家の親と、旦那の親と、

どちらも貧困とまでは行かないまでも、

かなり貧乏である。

 

どちらにも持ち家があり、預貯金と保険もあり、月に10万~20万ほどの年金を受給している。

食べたい物が食べれて、具合の悪い時は病院に行けて、年に一度くらいなら温泉に一泊程度の旅行に行ける。

でも、余裕のある生活にはほど遠い。

 

自分が入るお墓や、葬儀代もケチらなければ、日々の食費に事欠いてしまう。

持ち家のリフォーム代だとか光熱費、高い保険料などを払えば、年金だけでは生活費が足りず、どちらの家でも息子から月に2万~数万のこずかいを貰っている。

 

まわりを見れば、こういう家庭がとても多い。

子供にこずかいを貰わなければ、年金を受給しながらも介護施設やスーパーなどで働いている方が多く、それでも貯金総額は100万前後という話も珍しくない。

 

うちの親も旦那の親も、取り立てて贅沢をしてきたわけではない。

姑に関しては、以前は着物や宝石などを買い込んでいた時期もあったようだし、今も日々の食費に1000円以上もかけている。

でも、旅行に行くこともなく、ひたすら真面目に、真面目過ぎるほど堅く生きてきた。

うちの親も若い頃はデパートの服を買ったり、旅行に出かけていたりして、それなりにお金を使っていた時期もあった。

でも、旅行と行っても1~2年に一度、一泊の温泉旅行に行って来ただけだ。

デパートの服にしても、親戚の結婚式のために2万程度のスーツを買ったくらいのこと。

何十年も働いてきた社会人として当然の暮らしをしてきただけだった。

ちなみに、うちの親も旦那の親も共稼ぎだった。

 

それなのに、貧乏というのはどういうことなんだろう。親たちの暮らしぶりを見ていると、日本は本当に豊かなのかと首を傾げたくなる。

 

どちらの親も貧困家庭ではなく、5人に1人には含まれない。

持ち家があり、子供たちが独立し、自分たちの老後の暮らしの足しにと、シルバーさんとして介護や清掃のお仕事に就かれているような方たちも、貧困層ではない。

 

でも、この貧困層ではない、普通の平凡な老人たちも、みんなとても貧乏なのだ。

 

老人になると、高齢者用のいろんな品々(介護用のベッドやオムツなど)を購入する費用もかかり、補助が出るとしても、思いのほか生活費がアップしてしまう。

そんなところから、生活に余裕があったような人達も、これといって贅沢をした覚えもないのに、年金とこずかいを貰いながらも、気が付けば貧乏になっている。

うちの親も月々の食費を一人当たり15,000円以内に収めなければやっていけないと言っている。

老人といえども、純粋に生きて行くお金以外に、人と交際したり子供の家に行ったりする交通費も必要なので、そうしたお金もとっておかなければならない。

多くの自治体で老人の交通費を無料にするシステムが導入されているけれど、それでも交通費は思いの外家計に響く。田舎なら車が要るからなおさらだ。

 

まわりの老人達を見ていると、貧困老人は5人に1人だとしても、その人たちを含めた貧乏な老人なら、5人に4人はそうだと思う。(余裕のある老人もまた、5人に1人の割合じゃないのか。)

今はその子供も多くも貧乏である。

親のまわりを見ると、親が「うちはマシだよ」と言い切るくらいに、生活保護ぎりぎりの生活レベルの方も少なくない。

その方達にも持ち家があるから生活保護は貰えない。

貧困層とは認められないこういう方達も、自分の家でコーヒーも淹れられないほど貧乏なのだ。

 

真面目に、頑張って働いて、真っ当に生きて来て、税金と年金を払い、

結果がこの貧乏暮らしかと思うと、やるせない。

その上、この頃は暴走老人が揶揄されるなどして、社会全体的に老人を排斥するような雰囲気がある。

誰も老人になりたくてなったわけではないし、暴走老人みたいなのは悪目立ちしているだけのことで、ほんの一部の人の話に過ぎないのに。

 

この世代にしてこれだ。

中高年世代が老人になった頃には、日本はどうなっているだろう。考えるのも恐ろしい。

子供のいない家庭ではなおさら。

 

日本の高齢者に対するシステムは素晴らしい。

年金が破たんすると危惧されているものの、本当に破たんするまでまだ時間は相当あると思う。

介護システムもきちんと整っていて、困っていれば助けてもらえる。

介護用品を買う補助がもらえるのも有難い話だ。

 

だから、現状、日本や自治体としては出来る限りのことをしてくれていると思っている。

それでも貧乏になってしまうのは、それ以外のシステムの問題だ。

 

家と教育費が高過ぎる。異常なレベル。

 

教育を得なければ貧困に陥る学歴社会のシステムも異常。

 

それに比べて給与が低過ぎる。多くの正社員が過剰な長時間労働により、時給に換算するとバイトの時給より低いような賃金で働いている。(残業代が払われないシステムの下で勤務されている方も多い。管理職は特に。)

 

とにかく、使用者側の一方的な無茶な命令による長時間労働や、無茶な転勤や、そういったものがなくなるだけでも、だいぶ家計は助かるはずだ。

例えば、サラリーマンでも在宅でアフィリエイトなどの副業が出来たり、というような可能性が広がる。

 

現状はともかく、

貧乏で平凡な転妻カラスに今できることは、

ドケチ生活を貫くこと。

稼げるうちは稼ぐこと。

 

そして、他にも稼げる手段があるなら目を向けること。

 

でも、怪しげなビジネスには近寄らない。

業者の口車には載らない。

 

…というように、ありったけの努力をしても、

きっと一般の貧乏サラリーマン家庭は

やはり貧乏な老後を迎えるのだろうな。

カァ、やるせないよ…。