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転妻カラス

低収入転妻の苦労、倹約、労使・貧困問題についてぼやくブログ

転勤族一家の綱渡り

転勤にも、もちろんメリットはある。

 

パワハラ上司から逃れられた旦那の笑顔が輝く。

イジメに遭っていた子どもが転校先で笑うようになる。

同僚の陰口に耐えていたパートの妻が、「引っ越すんで仕事辞めますね~」と軽く言えちゃう。

 

これらのメリットは大きい。

自殺の淵から生還するケースもあろう。

 

しかし、逆もまたありなのが、この世界。

 

前の職場はやり甲斐があり、仲間との飲み会も多く、充実していた旦那が、転勤先でパワハラに遭い、クレームの嵐にも病み、鬱になってしまった。

前の学校では友だちがたくさんいて部活でも塾でも輝いていた子どもが、転校先では人が変わったように暗くなり、引きこもりがちに。

前のパート先では頼られ、楽しく過ごせていた妻が、新しいパート先では村八分に。

 

ってことも起こり得る。

 

一かバチか。転勤先には吉と凶が隣り合わせにひそんでいる。

 

誰だって凶は引きたくない。なるべくなら吉を引きたい。

そのためにも、人に気を遣い、愛想をよくし、明るく優しい人になろうと努力を続ける。

 

それが必ず認められれば問題はないのだ。

が、土地が違えば、気遣いも、愛想も、明るさも、その土地の基準から見るとKYの印に変化していたりする。

下手をすれば、パワハラやイジメのターゲットにもなりやすい。

 

常に土地を移動している転勤族たちにとり、言葉や態度をどう表現するかは、悩ましい問題の一つだ。

 

転勤族一家は、場の空気を読むスピードが速く、自分を出さず(集団にいると言葉を発さない)、人に気遣いばかりしているタイプが多い気がする。これまで見てきた方たちの多くがそうだった。

 

そういう性格に磨かれていくのは、転勤族のメリットの一つと言えよう。けれど、このメリットにも両面がある。

 

自分が身を置いている土地に熱くなりにくい、要領ばかりいい、ときにはずる賢い人間であったりもする、自分というものがどんどど不透明になる、というような一面も併せ持っている。そのへんが、土着の人間には腹立たしく見えることもあるかもしれない。

 

ただでさえ苦労の多い転勤族一家。

あいつは何だかよくわからないと思われるふしがあっても、温かく見守っていただきたいものだ。

そして、その土地の基準から見てKYに見える点があったとしても、どうか笑って見逃して欲しい。

 

 

 

 

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